サッカーJ1のガンバ大阪は2017年3月3日、吹田市立吹田サッカースタジアムで行われた今季開幕戦で違反行為を働いたサポーターに対し、入場禁止の処分を下すと発表した。期限は明らかにされていない。
発表文によると、サポーターは対戦チームの観客席に侵入したことが理由とされている。ツイッターでは試合後、「暴行した」「酒に酔っていた」との報告も上がっていた。
開幕戦、後半ロスタイムで引き分け
ガンバは2月26日、ホームの市立吹田サッカースタジアムでヴァンフォーレ甲府を迎え撃った。今季から10番を背負うMF倉田が攻撃を組み立てて決定機を作り出したが、ゴールの枠を捉えられず、後半10分に先制を許した。だが攻撃的な選手を投入するなどして後半ロスタイム、MF遠藤のFKにMF今野が頭で合わせ、辛くも引き分けに持ち込んだ。
ガンバの公式サイトによると、この試合が行われた観客席では、ガンバのサポーター2人が違反行為をしていた。公式サイトは、違反行為の内容を「挑発行為(他席種チケット所持者によるビジター自由席への侵入)」と「会場運営の妨害」としている。ガンバの主催試合のため、ビジター自由席は、甲府のサポーター席になる。違反行為を働いた2人のうち、1人には同クラブ公式戦への入場禁止を命じた。もう1人の処分内容は、「特定され次第、事実確認の上、処分を検討します」としている。
公式サイトは具体的な行動については書いていないが、ツイッターには当日の試合後、「ガンバサポーターが甲府サポーターに暴行したらしい」「ガンバサポの酔っぱらい試合終了直後に甲府ゴール裏乱入」などと報告されていた。暴行などがあったかどうかは分からないが、ガンバサポーターの間では
「絶対に許すわけにはいかないですよね。。甲府サポーターの皆様、せっかく来て頂いたのに、本当に申し訳ありませんでした」
「甲府サポさんに申し訳ないし、恥ずかしいです」
という声が上がっていた。そのため、ガンバが決めた処分内容には「ガンバちゃんと処分したみたいだな」などと納得する声が少なくない。