男性の4割が「早撃ち」に悩むが、女性の7割は「イタイ」
性に対する悩みは男女で大きく異なる。「セックスの際の悩み」を聞くと、男性で断トツなのが「射精までの時間が短い」で35.8%、女性では「オーガズム(絶頂感)が得られない」で22.5%だった。男性は「早撃ち」を気にするが、女性で「時間」を気にする人はわずか9.1%だ。そこで、「1回のセックス時間(前戯から終了まで)」を聞くと、男性・女性とも一番多いのが「20分程度」(男性35.9%・女性36.4%)、続いて「30~1時間未満」(男性37.5%・女性34.2%)、「10分程度」、(男性17.5%・女性20.9%)だ。ほとんどの年代で、男性の方が女性より所要時間を長く答えており、男性が「時間」にこだわり、自分を過大評価している傾向がみられる。
女性には「絶頂感」の問題とともに「性交痛」という悩みがある。そこで、女性に「セックス時に痛みを感じるか」を聞くと、「いつも痛い」「だいたい痛い」「たまに痛い」を合わせると67.1%も「痛み」に苦しんでいた。この割合は若い年代に多く、30代で76.5%、20代で73.3%もいた。そのため、「痛みのために性的に満足できない」人が43.4%いる。
最近、インターネット上の「フェイクニュース」(ウソ情報)が話題になっているが、調査では最後に「妊娠・避妊に関する噂・デマ・都市伝説」についても聞いている。科学的根拠が乏しい「都市伝説」を並べ、「こんな話、信じていませんか?」と聞くと、意外に多くの人が信じていることがわかった。(カッコ内は信じている人の割合)。「コーラで膣や外性器を洗うと避妊できる」(6.5%)、「膣外射精をすると避妊できる」(3.0%)、「生理中にしても妊娠しない」(1.7%)、「膣内を水で洗うと避妊できる」(0.9%)、「射精後逆立ちをすると妊娠しやすい」(0.6%)などだ。