北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で逮捕・勾留中の北朝鮮籍のリ・ジョンチョル容疑者が、2017年3月3日午前に釈放され、入国管理当局に移送された。北朝鮮に強制送還される見通し。
2月17日に逮捕された際には、犯行の指示役とされる北朝鮮籍の容疑者4人を空港まで車で送ったなどの疑いがもたれていた。しかし、一貫して容疑を否認。捜査当局は事件への関与を裏付ける十分な証拠が得られず、不起訴処分にする方針を明らかにした。男性が所持する就労ビザの在留期限が切れていたため、不法滞在していたとして国外退去処分を受けたとみられる。