最近は「大人の女性」としても関心をもたれ
勝っても負けても注目される存在であることはだれもが認めるところなのだが、最近は「大人の女性」としても関心をもたれている。お化粧である。
とりわけネットでは大きく取り上げられている。きちっとメイクされた顔は高校時代とは全く違う。大変身である。
資生堂がスポンサーになったのがきっかけだったのは本当だろう。専門家によると、韓国で人気のあるメイク、とのことである。高梨はこう言う。
「(化粧は)これまでしたことがなかった。先輩に教わり、見よう見まねでしている。スッピンはもうできません」
高校生の年代で第一線に出るアスリートが大人の年齢になると、スランプ状態になるケースが多い。筋肉などの発達により体つきが変わるからなのだろう。高梨もそんな時期かもしれない。
2歳年上の伊藤有希が今季になってW杯4勝、高梨にとって強力ライバルになった。高梨ファンとすれば冬季五輪で金メダルを獲得し、こちらでも「大舞台に強い」ジャンパーに大変身してほしいところである。
(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)