PTAを入退会自由にした小学校 「ボランティアの力でこれだけやれる」

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「PTAに入って息子のいじめ情報をキャッチできた」

「PTAの入退会は自由であるべきですが、その上でみんながPTAに参加するのが望ましいと思っています。私自身が入会してよかったと思っているからです。私は息子が幼稚園の時から、一人で子育てと仕事を続けてきました。息子が小学校に入り、PTAの学級委員に選ばれました。最初は『これは大変だ』と思ったのですが、やってみると、息子の学校生活がよくわかるようになったのです。たくさんの親と知り合いになり、息子の情報をキャッチできました。息子がいじめられているのではと教えてもらい、対策をとることができました」

   そして、たくさんの親が参加しやすい仕組みづくりを進めた。

「たとえば、今年度の初めに1年間の主な行事を説明し、ボランティアも募集しました。前もって告知することで予定が合わせやすくなり、参加者が増えると思ったからです。学校に来られない人には、自宅で出来るベルマークの切り抜き作業をお願いすることにしました」

   札苗小学校PTAのサイトをみると、多くの行事が写真つきでアップされている。2017年2月「バルーンアート講座」、2016年12月「もちつき体験会」、同年10月「なえフェスタ」、同年5月「大運動会」......。それぞれの紹介記事に「多くのボランティアの協力で...」「おやじの会の皆さんに...」といった記述が見える。

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