脳梗塞予防に自分でできる簡単検査 心房細動かも?正しい脈の測り方

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人差し指、中指、薬指の3本を手首に当てる

   全く症状がなく長年気づかない人も多いので、次の方法で「脈の自己チェック」をしよう。

【脈の自己チェック方法】
(1)片側の手首を外側に回して少し手の平を返す。
(2)手首を少し上げ、しわを確認する。
(3)しわの位置に薬指の先がくるように、人差し指、中指、薬指の3本を当てる(写真参照)。そして、親指のつけ根の骨の内側で、脈がよく触れるところを見つける。この時、指先を少し立てると脈が分かりやすい。
(4)15秒ぐらい脈拍を触れて、間隔が規則的かどうか確かめる。不規則かどうかのイメージは次のとおりだ。
規則的な脈「♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
不規則な脈「♥♥♥   ♥♥   ♥  ♥♥♥   ♥♥  ♥♥♥」
(5)不規則かなと思ったら、さらに1分から2分程度続ける。それでも不規則なら心房細動の可能性がある。すぐに受診し、心電図検査を受けたい。

   治療方法には、血液を固まりにくくする抗凝固療法があり、6割以上の脳梗塞を予防することができる。残念なことに、最近の調査では、心房細動のある人の約半数しか抗凝固療法を受けていない。心房細動患者の半数が無症状だからだ。自覚症状がなくても脳梗塞の危険性が高いことに変わりはない。日本脳卒中協会では「無症状の心房細動を見つけることが大事です。自分の手で脈拍をチェックして、早期発見・早期受診につなげましょう」と呼びかけている。

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