階段上り:日野原重明さんが実践した健康法 短時間でできて効果はジョギング並み

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   運動はしたいけど、時間もカネもない人にオススメなのが、「階段上り」だ。ウオーキングよりもはるかに短い時間で効果をあげることができる。駅やデパートのエレベーターやエスカレーターを使わないだけだ。

   カナダのマクマスター大学のチームが、最新研究で「階段を駆け上がる」インターバルトレーニングが、短時間で行なえる実践的なエクササイズであることを立証した。必要なのは、「やる気」だけだ。

  • 階段があれば喜んで駆け上がろう
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階段を上りながら呼吸法を行なう

   階段上りといえば、日野原重明・聖路加国際病院名誉院長(105歳)が100歳近くまで実践していた健康法として知られている。2010年11月10日付読売新聞「日野原重明の100歳からの人生 健康の秘訣は...」を見ると、こう書いてある(要約抜粋)。

「長生きするのに大事なことは、肺機能をよくし、誤飲や感染症による肺炎を予防することである。肺機能をよくするには、上手な呼吸法をマスターすること。これは丹田式呼吸、座禅の呼吸、ヨガの呼吸などであるが、私は、建物の中や駅のエスカレーターを用いず、階段を急ぎ足で上がっている。一段一段を吐いて、吐いて、吐いてと3連続で吐息して、あと一息吸気し、それを繰り返して階段を上がっている」

   日野原さんの階段上りは、足腰の鍛錬だけでなく、大事な呼吸法の1つでもあるのだ。月刊誌「文藝春秋」(2007年3月号)の「日野原重明先生の『10の生活習慣』」でも、「病院内、駅、空港などでは必ず階段を一段飛びで上がる。息を吐き切る。大きく吐いて、吐いて、吐き切り、新鮮な空気を吸う」と、階段上りのコツを書いている。

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