「森友学園」小学校、開校まで1か月 大阪府「認可」はあるのか

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松井知事「廃棄物で悪影響が出るとなれば認可できないことに...」

   大阪府下での私立学校の認可が、開設直前まで下りないケースは今回だけではない。例えば2010年に開設された関西大学初等部・中等部・高等部は、4月2日に入学式が行われたが、大阪府の設置認可が下りたのは、その3日前の3月30日だった。

   だが、今回のケースでは、現段階でも不透明な要素が残っている。私学審の梶田叡一会長は17年2月28日に民進党が行った聞き取り調査に対して、学園が運営する幼稚園の運動会で園児が「安倍首相頑張れ」などと選手宣誓した問題などについて、審議の過程では詳しく把握していなかったことを明らかにしている。今井雅人衆院議員が記者団に対して明らかにしたところによると、答申後に新たな事実が次々に明らかになったとして、梶田氏は「困惑している」と話したという。

   松井一郎知事は2月28日、

「廃棄物で子どもたちの健康に悪影響が出るとなれば、(府)教育庁として認可できないことになる」

と述べ、「埋め戻した」との指摘がある(学園側は否定)敷地内の廃棄物が適切に除去されることが認可の前提になるとの見方を示した。

   過去に学校の設置が認可されなかった例としては、学校法人「幸福の科学学園」が15年に開設しようとした「幸福の科学大学」(千葉県長生村)などがある。同大は現在、「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」(HSU)という「私塾」として運営されている。

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