あなたの脂肪がさびていく恐怖 加齢臭を放ち重病につながる

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カリスマ家庭料理研究家がビタミンEスイーツ伝授

   「もし脂肪がさびていたら」と不安になるが、実はさびを落とす栄養素がある。ビタミンEだ。イクラやタラコといった魚卵のほかウナギ、タイ、ハマチにも含まれる。野菜や果物ではアボカドに特に多く、ほかにもカボチャ、赤ピーマン、サツマイモ、マンゴー、キウイといろいろある。

   ただ、ひとつ問題がある。脂肪のサビを落とすために必要なビタミンEの量は、1日25ミリグラム以上。これに対して日本人の平均摂取量は6.4ミリグラムで、18ミリグラムの差がある。これを埋めるには、タイなら4尾、カボチャなら1/2個を食べなければならず、毎日の食事でとるのは現実的と言えない。

   番組では、家庭で簡単にできる健康でおいしい料理のスペシャリストの奥薗壽子さんが登場し、18ミリグラムのビタミンEを摂取できる3種類のスイーツレシピを紹介した。どれも10分以内にできて、特別な調理器具をいっさい使わない。

   1つ目は「アボカド・フローズン」だ。アボカド1個分の実をスプーンでとり、バナナ1本、キウイ2個と一緒にポリ袋に入れた後、手で揉み、潰す。そこに調整豆乳200ミリリットル、はちみつ大さじ2に、1個分のレモン汁を加えたら、「秘密兵器」としてサフラワー油(紅花油)を少し入れる。紅花油は簡単に手に入り、ほかの油よりビタミンEが断然多い。しかもビタミンEは油に溶けやすく、一緒に摂取すると体内への吸収力がアップする。アボカドほかビタミンEが多く含まれている果物との相性はバッチリだ。冷凍庫で3時間凍らせて食べる。

   2つ目は「サツマイモ・キャラメル」(3食分)。フライパンを使って大さじ1の紅花油でサツマイモ200グラムを炒める。砂糖50グラムを熱して作ったカラメルとバター大さじ1を加える。砕いたアーモンド50グラムと塩を適量加えれば完成だ。

   3つ目は「カボチャ・チョコ」(3食分)。同じくフライパンに大さじ1の紅花油を入れ、切ったカボチャ200グラムとプルーン50グラムを弱火で10分、少量の水で蒸し気味に加熱する。カボチャはフォークでしっかり潰す。チョコレート50グラムとはちみつ大さじ3を加え、お好みでラム酒大さじ1を入れてもよい。しっかり混ぜたら適当な大きさに丸め、ココアを全体にまぶし、最後に粉糖をかけてできあがりとなる。

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