あなたの脂肪がさびていく恐怖 加齢臭を放ち重病につながる

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【たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学】(朝日放送)2017年2月14日放送
「名医が教える老化ストップ」

   「脂肪がさびる」。これにより老化が進み、健康被害の原因になると最新の研究から分かってきた。

   九州大学医学研究院循環器内科学・井手友美氏によると、脂肪のさびは動脈硬化や認知症につながるが、「一番多いのが、がん」だという。

  • 「うーん、ちょっとにおう」(写真はイメージ)
    「うーん、ちょっとにおう」(写真はイメージ)
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寝起きの枕を家族にかいでもらう

   MCのビートたけしが、井手氏に質問した。

たけし「先生、脂肪のサビとはなんですか」

   すると井手氏は、カップに入った料理用の油を取り出した。明るい黄色をしているが、これがさびると、天ぷらを揚げた後のような使い古した、茶色く濁った色になる。「さびる」の意味を、ゲストの榊原郁恵がこう表現した。

榊原「酸化するということ?」

   ご名答。体のなかでも、脂肪が酸化することで「さび」となり、体に悪影響を及ぼす。

たけし「自分は体がさびてるか、さびてないかって気になるでしょ」

   実は、家庭で簡単にさびをチェックできる方法がある。加齢臭だ。

   加齢で衰えた細胞から発生する老廃物が多ければ多いほど、大量の脂肪をさびさせる。そのにおいが体の外ににじみ出たものが、加齢臭の正体。においの特徴は、古い油のような酸化した、あるいは古い押し入れやタンスのほこりっぽさにある。ちょっとためらうかもしれないが、チェックのためにいつも使っている寝室の枕からにおう加齢臭を、かいでみよう。

   ニオイのスペシャリスト、P&Gの木村篤子さんによると、加齢臭チェックのポイントは、(1)寝起きの枕をかぐ、(2)家族など他人にチェックしてもらう、(3)加齢臭が出やすい首元が接している辺りを重点的にかぐ、の3点だ。

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