暴力行為は「ございません」
コロワイドでは、ホームページ上で2月24日、社内報の一部がネット上で出回っていることについて、見解をアップした。
蔵人金男会長の発言は、社員や株主なら耳にしている「会長の独特の言い回し」で書かれているといい、「今回はその本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態となりました」として謝罪した。寄せられた意見を踏まえて、「今後は真摯に対応して参りたい」としている。
社内報に書いたのは、「ビジネス・商売の基本となる考え方を述べたものであり、本来はそちらがメインとなるもの」だとし、発言全文もアップした。
全文は、「商魂」の「号外編」と題され、「今の時代のやり方は、トップダウン型」「お馬鹿は、会議が意味もなく長い」など持論を述べた。ここでも「馬鹿」「アホ」を連発しており、「組織運営上、赤字は重罪」「お馬鹿と利口を分けること、これが格差社会」などとも主張している。
コロワイドは、2月10日の決算発表で、業績を下方修正して、黒字から一転して赤字の見通しを示した。蔵人会長は、この事態に怒って社内報で社員らを罵倒したのだろうか。
コロワイドの広報室では、J-CASTニュースの27日の取材に対し、「関係ございません」と否定した。赤字は、レインズではなく、「かっぱ寿司」を運営する子会社「カッパ・クリエイト」の影響が主な要因だという。
暴力行為については、「そのような事は、ございません」としたが、パワハラがあったかについては、ホームページ上の見解通りだとした。