加熱式タバコを誤飲する事故が急増 煙が出ない「安全」が幼児に「危険」

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「保管場所」より「捨てる場所」に注意を

   一方、日本禁煙学会理事で済生会滋賀県病院健康管理センター長の稲本望医師が2017年1月10日にツイッターに投稿した一連の内容が話題になっている。京都新聞2月9日付記事によると、「稲本望さんへのリツイート(転載)数が約5千件に上り、禁煙学会も国に加熱式タバコの内容物を明らかにし、毒性をしらべるよう求めている」という。

   稲本望医師は投稿の中で、こう語っている(要約抜粋)。

「紙巻タバコから加熱式タバコに変える喫煙者が増え、スティックを誤飲する乳幼児の事例が増えています。これまでにない事例なので、夜間救急の小児科診療の医療機関では応対できません」
「加熱式タバコは、紙巻きタバコ同様、子どもの手の届かない場所に保管してください。皆さん保管場所には注意しているかと思いますが、特に注意していただきたいのは『捨てる場所』です。子どもの手が届く場所にあるゴミ箱に捨てていませんか?」
「あるレビューに、『火を使わないので灰を出さず、吸い殻は燃えていないのでゴミ箱に捨てちゃいます。火事になる心配もありません』と書いている人がいます。とても危険です。子どもに誤飲されたくなければ、絶対に子どもが手の届かない所に捨ててください!」

   火を使わない「安全性」も子どもの危険を招くアダになっているのだ。

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