任天堂、公道「マリオカート」に堪忍袋切れ ついに1社を損害賠償で訴え

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任天堂「誠意ある対応が得られなかった」

   任天堂は、今回提訴に踏み切った理由として、マリカー社が(1)「マリオカート」の略称である「マリカー」を社名などで無断使用している、(2)公道カートを顧客にレンタルする際に、「マリオ」などの同社のキャラクターのコスチュームを貸し出した、(3)そのコスチュームが写った画像や映像を、宣伝・営業に利用していた――とし、これらが不正競争行為および著作権侵害行為に当たると主張する。

   任天堂の広報は24日夕、J-CASTニュースの取材に対し、今回の問題を認識したのは数か月前だとし、「先方には数回警告を送っていたが、誠意ある対応が得られなかった」ため、訴訟に踏み切ったという。国内において、同社が権利侵害で訴訟を起こすことは珍しいとも話す。

   J-CASTニュースは24日、マリカー社に取材し、今後の対応を聞いたが、20時現在、回答は無い。


(2月24日21時追記)

   24日21時、マリカー社広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対して次のように回答した。

本日、任天堂様の弊社に対する訴訟に関する報道を聞き、私共も大変驚いております。 弊社としてはこれまでも複数の専門家の方にアドバイスを頂きながら、外国のお客様に楽しい日本の観光を提供する為に努力してまいりました。 現在報道されている内容には私共が把握している事実と異なる部分が多く含まれており、当社から世間の皆様に説明する必要があると考えており、現在文章を準備しております。弊社より会社としてのご報告を可能な限り本日午後10時頃をめどに再度お知らせ致しますので、今しばらくお待ち下さい。

(2月24日22時30分再追記)

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