たったひとりでPTAに立ち向かったママ 「私は壮絶バトルで役員免除を勝ち取った」

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「何このスピーディーな押し付け方は!」

   そんな中、J-CASTヘルスケアは、PTAとの壮絶バトルの末、理不尽な役員の押し付けをやめさせることに成功した女性に取材した。千葉県に住む40代のマリコさん(仮名)だ。4児のママで、自分で起業した会社を経営している。

   2年前の2015年3月、小学5年の長男が小学校から「手紙」を持ち帰ってきた。PTA会長(男性)名で「来年度のPTA役員に選任されたので、明日の会合に出席してほしい」旨が書かれていた。マリコさんは以前、長男の学童保育の会長を務めた。それまでの年間活動記録も残さない非合理的な運営を改革し、活動内容をファイル化するなど新しいことをどんどん行なうと、運営しているNPOには喜ばれた。しかし、前の役員たちから「私たちのやり方が悪いってわけ?」という猛反発にあい、こりていた。

   また、長男の下に5歳・3歳・生後5か月の幼い3人の子を抱えていた。ちょうど産休明けで仕事に復帰したばかりで、経営者として会社をみなくてはならない。しかも、会合の前日に呼び出すあわただしさだ。「何このスピーディーな押し付け方は!」と怒りがこみ上げた。長男にPTA会長あての「質問状」を持たせ、(1)選出にいたった経緯(2)その根拠となるPTA会員規約(3)会合の前日に召集する理由、の説明を求めた。数日後、息子が「回答状」を持ち帰った。規約のコピーとともにPTA会長の手紙が入っており、「うやむやの中で選任手続きが行なわれ申し訳ありません。しかし、ご協力いただけないでしょうか」とあり、後日会うか電話で話したいと書かれていた。

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