コートやマフラー禁止の学校がある? 北海道から沖縄まで校則を調べたら

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   とても寒い中、薄着で震えている女子学生を見かけたというツイートが2017年2月12日、イラストと共に投稿された。

   もしかして、校則のせいでコートを着られないのか――。ツイッターには、「中学でコートが着用禁止だった」「正式な行事の時にタイツもカーディガンも着てはいけない」「マフラーも手袋もダメ」と、防寒着が校則で禁止されていた例が次々と挙がった。J-CASTヘルスケアでは、取材を通して各地の校則の事例を調べた。

  • 冬は寒いに決まっている(画像はイメージ)
    冬は寒いに決まっている(画像はイメージ)
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「防寒着を着ないとダメ」と先生に怒られた

   防寒着の着用を禁止している校則は多いのだろうか。 関東や東海、中部地方で育った20代の男性4人や、東京都内の中学に通う子を持つ女性に話を聞いてみた。いずれも防寒着の色や着用の規定、学校指定のものに限る、といった内容で、禁止という話は出てこなかった。

   雪国・新潟県出身の30代女性は、「高校では女子の制服に長ズボンがありましたよ」と話す。

「吹雪でも学校は休みにならないので、防寒着が禁止されたらどうしようもありません。小学生のころはスキーウエアを着て登校したこともあります」

   一方で、秋田県出身の夫は「寒くないから」とコートを着ていなかったという。ツイッター上でも、東北地方や北海道暮らしと思われるユーザーから「冬にコート着たことなんかない」「マフラーと手袋さえあれば十分」といった声が出ていた。ただしそれでも、学校が防寒着着用を禁じていたわけではない。

   北海道出身の50代女性は、女子の長ズボンがあったが、「ダサいのが嫌で断固としてスカートを履いていた」と話す。さらに、こう明かした。

「関東から転校してきたので最初は薄着だったのですが、きちんと防寒着を着ないとダメだと学校で先生に怒られました」

   北国では、防寒意識がかなり徹底されているようだ。

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