北朝鮮とマレーシア、亀裂は決定的 大使館書記官と国営航空職員を「容疑者」認定

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実行犯は「計画的犯行で、訓練を受けていたと確信」

   すでに拘束されている実行犯の2人の女については、犯行時に正男氏の顔に塗りつけた物質が毒物だと認識していたかどうかについて、犯行後に急いでトイレに手を洗いに行ったことなどを理由に

「もちろん知っていた」

と断言。

「計画的犯行で、訓練を受けていたと確信している」

と話した。記者の

「北朝鮮は共同捜査を提案している。受け入れるか」

との質問には

「ノー。これは我々の責務だ」

と即答した。

   北朝鮮側は、正男氏の遺体がマレーシア側から引き渡されないことに不満を募らせており、駐マレーシアのカン・チョル北朝鮮大使は、マレーシア側の対応を「不公正」で、調査には「政治的狙いがある」などと非難。これに対してナジブ・ラザク首相は2月21日の会見で、

「大使の発言は、外交的に失礼だとみなされる」

と強い不快感を示し、北朝鮮も

「事実関係の究明に協力すべき」

だとしていた。

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