グラフィティは「文化」なのか
投稿への批判が相次いだことを受け、Kダブさんは「現象として感傷に浸っただけで作品として賞賛した覚えはありません」と投稿の意図を説明した。それでも批判の声は止まず、ツイッターやネット掲示板には、
「ヒップホップやってる人からすると文化かもしれないが、関係ない人からすると迷惑行為。しかも犯罪」
「他人の財産に経済的な損失を与えるような文化は文化じゃなくてただの破壊活動だよ」
「自分の家に落書きされてもヒップホップだって言えるのか」
といった書き込みが相次いでいる。
その一方で、落書き行為は「犯罪だけど...」という前提の上で、Kダブさんの意見に理解を示す投稿が出ていることも確かだ。ネット上には、
「白黒つけるならこれは犯罪。だけどカルチャーとしては如何ともしがたい魅力がある」
「正しい正しくないの話はしてないんだよな。あくまでヒップホップとしての話であって」
「ケーダブは何も間違ったこと言ってないし、それを批判してる人たちも何も間違ってない」
といった声も出ている。中には、「グラフィティがアートとして許容される土壌があってもいい」といった極端な意見もみられた。