米マクドナルド保有株式の行方に注目
ただ、業績回復の一方で、日本マクドナルドHDの経営体制には不確定要素がある。筆頭株主で株式の約5割を保有する米マクドナルドが株式の一部売却を検討しており、今も投資ファンドなどと交渉しているとされる。会見で報道陣から問い詰められたカサノバ社長は「1年前に売却する可能性があると連絡があった。必要な情報は随時、提供してもらうことになっているが、現時点で情報は更新されていない」と説明するにとどまった。
経営危機から脱却し、これから反転攻勢に出ようとしているが、筆頭株主が変われば経営方針の見直しを求められる可能性も高い。業績にとどまらず、米マクドナルド保有株式の行方からも目が離せない。