能年玲奈さんの「霊言」も収録
さらに16日には、「のん」名義で活動する女優の能年玲奈さん(23)の「霊言」が、会員限定で公開された。能年さんといえば、清水さんと同じく、所属していたレプロを退社し、話題になったタレントだ(書籍化の予定を教団に尋ねたが、回答は「お答えしておりません」)。
マシンガンのように提供される情報に、スポーツ紙やテレビなどは「取り上げざるを得ない」状況になっている。騒動からちょうど1週間が経った日曜日の19日には、各テレビ局のワイドショー番組が、いずれも金正男氏暗殺と並ぶトップ級の扱いでオンエアしている。結果として、幸福の科学が大きな注目を浴びる機会となっていることは間違いない。
こうした幸福の科学側の大量の情報発信については、2月14日放送の「とくだね!」で、キャスターの小倉智昭さんが、「出家」後は幸福の科学の映画に出演する予定などを取り上げ、「(清水さんの活動は)布教活動の一環だと思う」と指摘している。
J-CASTニュースは19日、幸福の科学広報部に、清水さんの「出家」をめぐる一件を、教団の「布教」機会と位置付けているのですか、と質問したところ、「『布教』の機会として位置付けているということはございません」という回答が返ってきた。
さらに、清水さんの書籍の刊行の意図について聞くと、清水さんが「それ(※最初に発表した直筆FAX)だけでは語れない本当のことを多くの方々に知ってもらいたいという気持ち」から行ったものだとしており、あくまで布教とは関係ないとの立場を繰り返した。
今回の件を受けて、入会希望者が増えるなどの影響は出ているのだろうか。J-CASTニュースの取材に対し、幸福の科学の広報担当者は「お答えしておりません」とのみ応じた。一方で、清水さんの書籍に対する会員からの反響をあわせて尋ねたところ
「『神のために生きるという直筆メッセージに感動した』、『カッコいい』、『信仰者の鑑だ』など、同世代の若い信者を中心に、応援・声援が多数よせられています」
ということだった。