出家した女優・清水富美加さん(22)が千眼美子(せんげん・よしこ)での法名で著した暴露本『全部、言っちゃうね。』の内容が、波紋を広げている。発売から一夜明けても、報道やネットの反応はおさまる気配がない。
そんな著書で、特に注目されているのが自殺未遂に関する記述だ。自殺を考え始めた契機だという「水着のお仕事」やファンとの触れ合いについて、「(握手会で)手がぬるぬるしているおじさんとかに、すっごい気持ち悪い握手のされ方をする」と振り返った。これに対しネット上では、「嫌がるのも確かにもっとも」「おじさんへのヘイトスピーチ」と賛否分かれたさまざまな反応が寄せられている。
「見知らぬおじさんが私の写真やDVDを観て...」
2017年2月17日に発売された著書によると、10年以上にわたる芸能生活で一番「死にたい」と思ったのが、「水着のお仕事」だったという。この頃撮影されたイメージビデオやグラビア写真は現在も通販サイト等で買える。清水さんは著書で、
「露出の多い水着を着て、ベッドに転がされたり、極端に寄って撮られたりとかして...」
と当時を振り返っている。水着の仕事は性的な匂いの強い、いわゆる「おかず」だったと自身で分析している。
しかし、本人の意に反し、水着の仕事は一向に減らなかったという。所属事務所には「水着は嫌です」「ブルマとかスク水とかは勘弁してください」と伝えていたが、希望はかなえられなかった。
そんな清水さんをますます追い詰めたのが、ファンとの触れ合いだ。中でも握手会は苦痛だったようで、
「手がぬるぬるしてるおじさんとかに、すっごい気持ち悪い握手のされ方をする。『この見知らぬおじさんが私の写真やDVDを観て家で何してるんだろう』とか考えてたらもう、ほんとに悲しくなって」
と嫌悪感をあらわにしている。こうした経験が引き金となり、16歳の誕生日、口と鼻にガムテープを貼って自殺を試みた事もあったという。