数百万~数十万人に数人が死亡する
恐ろしくなる話だが、どのくらいの頻度で「異常行動」が起こるのか。2016年1月に厚労省研究班がまとめた「抗インフルエンザウイルス薬の安全性について」によると、2014~2015年シーズンの「薬による異常な行動および死亡症例報告数」は、以下のとおりだった(カッコ内は薬を使用した推定患者数)。
(1)タミフル:異常行動24件・死亡数5人(約288万人)。
(2)リレンザ:異常行動3件・死亡数0人(約137万人)。
(3)イナビル:異常行動5件・死亡数1人(約380万人)。
(4)ラピアクタ:異常行動0件・死亡数2人(約21万人)。
数百万~数十万人に数件とはいえ、インフルエンザにかかったお子さんには十分注意してあげたい。