ハンバーガー元祖「ドムドム」続々閉店 「昭和の空間」惜しむ声

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ピーク時は400店も

   日本のハンバーガーチェーン店といえば、「マクドナルド」や「ロッテリア」「ファーストキッチン」「モスバーガー」などがあるが、その第1号が「ドムドムハンバーガー」であることは、あまり知られていない。1970年2月、東京都町田市に出店した。

   「マクドナルド」や「ロッテリア」などと比べると、店舗数が圧倒的に少ないうえ、駅前や繁華街などにあるチェーン店に比べて、ダイエーやマルエツといったスーパーのフードコートに併設されているケースが多いからかもしれない。

   ドムドムハンバーガーは、親会社でスーパー大手のダイエーの出店ラッシュの波に乗って店舗数を増やし、ピーク時は約400店を数えた。しかし、デフレ経済時の「安売り」競争で苦戦したほか、ダイエーの経営不振で規模の縮小を余儀なくされた。

   さらに、ダイエーがイオングループの傘下に入ったことで、ダイエー自体の店舗展開の見直しやリニューアルなどに伴い、ドムドムハンバーガーも閉店するケースが少なくないようだ。

   その代表的なケースが2016年5月の、ダイエーの旗艦店で東京・目黒区にあった「ダイエー碑文谷店」の閉店。7階のフードコートにあった「ドムドムハンバーガー ダイエー碑文谷店」も同時に閉店し、インターネットの掲示板などには惜しむ声が多く寄せられ、ドムドムハンバーガーの行く末を心配する声が急速に高まった。

   ドムドムハンバーガーについて、ダイエーは「今後とも、利用してほしいです」と話している。

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