【ソレダメ!】(テレビ東京)2017年2月1日放送
「身体と脳の超簡単健康体操SP」
冬は体を動かすのが億劫になり、つい運動不足になりがちだ。すると体が固くなり、けがにつながる可能性がある。
寒い時期、特に気になるのが膝の痛み、そして肩こりだろう。両方を解消するユニークな体操を、「シャ乱Q」のドラマー・まこととフリーアナウンサーの富永美樹の夫婦が体験した。
しゃがんで両膝を抱えて前進
ふたりが訪れたのは、スポーツメンタルトレーナーの高畑好秀さん。膝と肩のけが予防のため、動物の動きを取り入れた体操に挑戦だ。高畑さんが考案した、その名も「ももたろう体操」。誰でも知っているこの昔話に登場する動物が関係している。
高畑さん「ももたろうといえば、きびだんご」
すると、まこと・富永夫妻の前に食べ物が差し出された。きびだんごならぬ、梅干しだ。
高畑さん「これを食べると、体操の効果が抜群に上がるんです」
梅干しを食べるとだ液が分泌され、副交感神経が優位になる。すると体がリラックス状態になるため、体操前には好ましいそうだ。
そして、膝の痛みを予防する「サルの体操」だ。高畑さんは、足首と股関節の柔軟性が失われて固くなると膝に痛みが出ると説明した。そこで、足首と股関節をほぐすためサルの動きを応用した。
直立した状態から、足をそろえてしゃがみ、両膝を抱える。次に足を肩幅程度に開き、その態勢のまま前に進む。大切なのは、かかとから着地するのを心がけて1歩ずつ大きく歩く点だ。かかとから地面を踏みしめられると、関節の可動域が広がる。
まことは難なくクリアしたが、富永はうまくしゃがめず、しりもちをついてしまう。足首と股関節が固いのが原因のようだ。高畑さんはまことに、富永の前に立ってその両手を握るよう促した。それから富永を引っ張って誘導する。これで富永も、しゃがみながら前に進むことができた。
肩甲骨を大きく動かすのが大事
今度は、肩こり予防を目的とする「キジ体操」だ。キジが羽ばたく動きを取り入れている。
肩のこりをほぐすうえで、肩甲骨を大きく動かさなくてはならない。単に肩をグルグル動かすだけでは、不十分だ。そこで、まず直立した状態から大きく息を吸いながら、手のひらを上にして左右に腕を広げる。次に今度は息を吐きながら、手の甲を重ねるように閉じる。この繰り返しで、肩回りの筋肉を動かしてほぐしていく。
1日2、3分の「キジ体操」で、肩こり予防に加えてで二の腕シェイプアップにもつながるという。