女優・清水富美加さん(22)の出家引退騒動が「泥沼化」するなか、渦中の宗教団体「幸福の科学」は2017年2月15日、清水さんの所属事務所・レプロエンタテインメントの本間憲(けん)社長の「守護霊インタビュー」を信者向けに公開することを告知した。
幸福の科学信者がツイッターで明かした情報によると、本間社長の守護霊は「清水さんが出家した本当の理由」をインタビューで語ったという。
レプロ「本人の意思を最大限尊重」
清水さんが出家を決断した理由をめぐって、幸福の科学側は「奴隷的な契約形態」が背景にあったと主張。一方のレプロ側は、清水さんには「適切な報酬を支払ってきた」として、教団側の意見は「事実と異なる部分がある」などと反論している。
双方の主張が大きく食い違う状況の中、レプロ側は2月14日夜、本間社長の署名入りの声明文を公式サイト上で発表した。
声明では、1月末に清水さん本人から出家の意向を伝えられ、2月2日から幸福の科学側と協議を進めてきたと一連の経緯を説明。その協議では、
「既に決定しているお仕事に関しては、プロフェッショナルとしての責任を持ってやり遂げてもらいたい」
として、契約の終了時期について話し合っていたという。
その上で、同社は清水さんの出家について「一切の否定をしておりません」とし、
「清水富美加本人の意思を最大限尊重し、可能な限り本人の希望に沿う形で円満に話を進めていくつもりでおります」
とこれからの方針についても説明している。
だが、幸福の科学側はこの声明に対しても強く反論。レプロ側の発表から約2時間30分後に、今回の声明は「重要部分で事実に反したもの」などと指摘する文書を報道各社に送付した。