ランナーの最後尾の自転車に乗った係員が誘導
ところが後になって、3キロを完走した小学3年生の男子がいることがわかった。なぜ正規ルートで完走できたかといえば、最後から2番目の小学生の姿すら見えなくなるほどに遅れてしまったからで、ランナーの最後尾にはレースを見守るために自転車に乗った係員が配置されていて、その係員が最後の小学生をゴールまで導いた。
大会の事務所は改めてこのレースに関する調査を行い、完走したのが事実だということがわかったとし、17年2月14日に「小学生男子の部」の優勝者として表彰することを発表した。同推進課はJ-CASTニュースの取材に対し、分かりにくい誘導表示を出してしまったことを反省しているとし、
「参加者全員に対し、誘導ミスを謝罪する手紙を送っております」
と語った。ただ、小学生男子(3~6年)の参加費500円の返却はしないという。