タレントの鈴木奈々さん(28)が、乳がん検診を受けたとブログで公表した。
厚生労働省は乳がん検診を、40歳以上の女性を対象に、2年に1度の間隔で受けるよう推奨している。鈴木さんは28歳だが、ブログによると「私はビビリだから、少しでも気になる事があるとすぐに病院に行きます」と書かれていた。異変を感じて、すかさず専門医に駆け込んだようだ。
「胸にコリコリ動くしこりがあった」
鈴木さんは2017年2月9日未明(8日深夜)、「乳がん検診」のタイトルでブログを更新し、「今日のお昼頃に病院に行って、超音波エコーをしました」として、乳腺外科を受診したと伝えた。きっかけは1週間前、「胸が急に痛くなって胸を触ってみたらコリコリ動くしこりがあっ」たからだという。「しこりを見つけてからの一週間はずっと不安で食欲もいつもよりなくなりぐっすり眠れなかった」ものの、幸いしこりは「陰性」だった。また「今回の事があって検診の大切さを知りました」とも書いていた。
国は検診の推奨年齢を「40歳以上」と設定している。国立がん研究センターのウェブサイトによると、「40歳代の患者が増加していること」「40歳以上において検診の有効性が確認されていること」が大きな理由だ。
ただ、鈴木さんのように「40歳未満」で検診を受けた芸能人は他にもいる。元「モーニング娘。」でタレントの飯田圭織さんが33歳当時の2015年6月18日、乳がん検診を受けたとブログで公表している。「左胸に違和感があり、小豆ほどの大きさのしこりを発見」したのがきっかけで、この時「頭が真っ白になり、不安が大きくなり、最悪の事態を考えてしま」ったが、超音波検査の結果「がんと認められるものは見つかりませんでした」と言われてほっとしたという。また、しこりは「良性の腫瘍(しゅよう)で水が固まって出来たもの」だったと書いている。
鈴木さんと飯田さんはいずれも、自分で「様子がおかしい」と感じたから検診に足を運んだケースだ。