女優・清水富美加さん(22)の出家引退騒動が波紋を広げる中、ワイドショー司会者や芸能界の先輩らからは厳しい意見が相次いでいる。
清水さんは撮影済みの映画3本を抱えているほか、2社のCMにも出演中。契約満了前の出家は多くの人々に「仕事放棄」とみなされたようだ。
宮根「事務所の方は大変お気の毒」
清水さんが宗教団体「幸福の科学」への出家を宣言した2017年2月12日、「Mr.サンデー」(フジテレビ系)の司会者、宮根誠司氏は「個人的な意見」と断りつつ、「事務所は、何においても自分の味方」だと主張した。
日本を代表する若手女優となった清水さんの仕事については、所属事務所レプロエンタテインメントも検討や配慮を十分に重ね、「最重要案件」として決定を下していただろうと推測。その上で、突然の引退表明については「事務所の方は大変お気の毒としか言いようがない」とレプロ側に同情した。
翌13日放送の「バイキング」(フジテレビ系)では坂上忍さんが「月給5万円問題」に疑問を投げかけた。
清水さん側がデビュー数年後、意に反して「月給5万円」の契約を結ばされたと主張していることに対し、ラサール石井さんが「大手のプロダクションでも新人は月給5万円くらいですよね」と指摘すると、坂上さんは
「僕らが若いころもそうでしたし、そんなに変わらないと思う。これからって時が5万だったってことでしょ。僕らからしたら珍しいことでも何でもないんだけどね」
と切り捨てた。
井上公造「どれだけの人が迷惑を被るか!」
さらに坂上さんは、清水さんが発表した直筆メッセージにも注目。「追い込まれていたのは分かるけど、この文面で8年間所属した事務所に対する配慮がない」と指摘し、熱弁をふるった末に「俺は擁護する気は一切ない。結果論としては仕事飛ばしてるわけだから」と結んだ。
芸能リポーターの井上公造氏も12日、トークアプリ「755」上で「信仰は自由です」としながらも、「まだ仕事が残っている段階で、全てを放り出すのは信じられません!」「契約違反です。どれだけの人が迷惑を被るか!」などと、不快感を露わにした。