宗教団体「幸福の科学」に「出家」したと発表した女優の清水富美加さん(22)は、これからどんな「出家」生活を送るのか。過去に、様々な宗教での「出家」が報じられた著名人は、これまでの環境を離れて生活を送ることが多く、主要な辞書でも、「出家」は「家を出て仏門に入ること」だと説明されている。
ただ、幸福の科学は、教団職員を「出家者」と位置付けており、「出家生活」は「社会と隔離された集団生活ではない」と説明。広く知られている「出家」のイメージとは異なっている。
「職員としての採用が決まった時点で、出家が決まったことになります」
幸福の科学の2016年の職員採用ページには、「幸福の科学の職員(出家者)」という表現がある。この点について、J-CASTニュースが
「宗教法人幸福の科学の職員に採用されれば、住んでいる環境や場所にかかわらず『出家』した、ということになるのでしょうか」
と確認したところ、幸福の科学グループ広報局は、
「職員としての採用が決まった時点で、出家が決まったことになります」
と回答。出家生活については、
「社会と隔離された集団生活ではなく、基本的には現代的な社会生活と変わりません。家族とともに居住する場合もあります」
と説明した。具体的な生活スタイルについても、
「朝の祈りから始まり、仏神への感謝と人々への救済を常に考え続けながら、教団の指導者の一人として清浄な生活を送るものです」
と説明した。12日の記者会見では、法名として「千眼美子」という名前で活動していくことも発表されている。
清水さんは、家族が元々幸福の科学の信者でもあり、文字通り「家を出る」ということではないようだ。