タレントの松本伊代さん(51)が線路内に無許可で立ち入ったことについて、夫でタレントのヒロミさん(51)が2017年2月12日午前放送のフジテレビ系情報番組「ワイドナショー」で「ダメなものはダメ」と改めて謝罪した。
番組では、伊代さんの状況を考えて、「かわいそう」との意見も出ていたが...。ヒロミさんは、「本当に大変いろんな方に、本当にご迷惑をおかけして、本当に...」と、「本当に」を繰り返した。
松本人志「なんかかわいそうじゃない?」
番組では、冒頭から、伊代さんがタレントの早見優さん(50)と京都市内のJR山陰線の線路内に立ち入ったことを取り上げた。この件では、伊代さんが2人の写真をブログに一時的にアップし、京都府警右京署から鉄道営業法違反の疑いで書類送検される事態になっている。
司会の東野幸治さん(49)から、当時の状況について聞かれると、ヒロミさんは、所属事務所代表の立場もあって、「これダメです」と写真の削除と謝罪を命じたことを明らかにした。府警から事情を聴きたいとの連絡が入ると、スケジュールの都合から少し先でとの話も出たが、「こういうのは早めの方がいい」とすぐに行くように伝えたという。
伊代さんが関係者と府警に出頭し、事情聴取は6時間にも及んだ。ヒロミさんは、「僕もきつく言いましたし、本人も反省してます」と言いながらも、「責任は最終的には僕にある」と話した。
ヒロミさんは、伊代さんに悪意があったのではなく、違法行為となることに気づいていなかったとしたが、「それでもダメなものはダメ」と強調した。
これに対し、コメンテーターのダウンタウン松本人志さん(53)は、こんな意見を挟んだ。「僕もちろん、ヒロミの立場ではね、そう言うでしょうけど、なんかかわいそうじゃない?」と。
「ダメだという世の中の向きも受け止める」
松本伊代さんらが撮影した場所は、訪日外国人らが写真を撮ろうと線路内に立ち入ることが多いという。司会の東野幸治さんも、ドラマのオープニングや映画などでは線路を歩くシーンはよく出てくるとし、伊代さんへの同情の声も次々に出た。
そうした中で京都府警が書類送検したことについて、松本人志さんは、「ちょっとまあ言葉が悪いですが、少し見せしめ的な部分もあったのかとは思います」と一罰百戒を狙った可能性を指摘した。
一方、ヒロミさんは、「それでも、こういうことはダメなんだというのが世の中多いから、そこはもう受け止めないといけない」と批判は甘んじて受ける姿勢を示した。
なぜ線路内の景色を撮ろうと考えたかについて、松本さんは、「伊代ちゃんはそういう人なのよ」とし、お笑いで言えばボケ役であり、「ツッコミの早見さんも止めないと」と苦言を呈した。さらに、伊代さんは、ブログなどのSNSを止めるべきと持論を述べ、ヒロミさんも「そうなんです。絶対止めると思います」と同意していた。
ニュースのコメント欄などでは、伊代さんのことが議論になっており、「法律があるのとか知らなさそう」「ついやっちゃった気持ちはわからなくはない」「騒ぎすぎ」などと同情論もある。しかし、「天然では済まされない」「50超えた大人が線路入っちゃダメ」「自覚が足りなかった」と厳しい意見も同時に書き込まれている。