「孤独のグルメ」の漫画家、谷口ジローさん死去

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   「『坊っちゃん』の時代」や「孤独のグルメ」の作品で知られる漫画家の谷口ジローさん(たにぐち・じろー、本名・谷口治郎〈たにぐち・じろう〉)が2017年2月11日、死去したことが明らかになった。69歳だった。各紙が報じた。

  • 「孤独のグルメ2」(扶桑社)
    「孤独のグルメ2」(扶桑社)
  • 「孤独のグルメ2」(扶桑社)

「孤独のグルメ」正月スペシャルが放送された

   鳥取市の出身で、京都の会社員生活を経て1966年に上京し、1971年に「嗄れた部屋」でデビュー。動物ものやハードボイルドなど、多彩なジャンルを手掛けた。92年に「犬を飼う」で小学館漫画賞審査員特別賞、98年に「『坊っちゃん』の時代」(原作・関川夏央)で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。男性が町グルメを食べ歩く「孤独のグルメ」(原作・久住昌之)は94~96年に「月刊PANJA」(扶桑社)で連載された後、2008年以降も不定期で「SPA!」(同)に掲載され、12年以降はテレビ東京系でドラマ化されて親しまれた。

   17年1月2日にも「お正月スペシャル」と題して放送されたばかり。公式ツイッターは放送終了後、

「おかげさまでSeason6制作決定致ました(^_^)/~ 今後とも『孤独のグルメ』をよろしくお願いします。今年も皆様と孤独のグルメに良い年でありますよう!」

とツイートしていた。

   ツイッターでは

「孤独のグルメはジローさんの描く飲食店の精緻な描写と空気感があってこそだと思うので本当に残念だなあ」
「近年は『孤独のグルメ』ばかりが引き合いに出されたが、もっと激しいものも繊細なものも描けた漫画家だった」
「孤独のグルメなどはじつは読んだことはなく、わたしの中では 『犬を飼う』の印象がとても強い」

という哀悼の声が寄せられている。

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