小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登からなる音楽ユニット「TM NETWORK」の代表曲、「GET WILD」が1987年4月8日に発売されて30周年になる。それを記念して、「Get Wild」だけ33曲(予定)を収録した「GET WILD Thanks 30th Anniversary アルバム(仮)」が2017年4月5日、リリースされる。
TM NETWORKが2月10日、オフィシャルサイトと公式ツイッターで発表した。歴代のレコードレーベルの枠を超えて、さまざまな「GET WILD」が聴けると、早くもファンの期待が高まっているようだ。
発売30周年記念で4月発売
「GET WILD」は、シンセサイザーとキーボードを操る小室哲哉さん(58)とボーカルの宇都宮隆さん(59)、ギターの木根尚登さん(59)の、「カリスマ」音楽ユニット「TM NETWORK」の10枚目のシングル。人気のアニメ「シティーハンター」(読売テレビ系、1987年4月~88年3月)のエンディングテーマとしても知られる大ヒット曲だ。
番組開始の1987年4月にオリジナル版をリリース。その後、何度もアレンジを変えて披露されたり、LIVEでもさまざまなバージョンを演奏したり、多くのアーティストがカバーしてもいる。
そんな「GET WILD」が2017年4月に発売30周年を迎える。
TM NETWORKのオフィシャルサイトによると、記念アルバムのタイトルは「GET WILD Thanks 30th Anniversary(仮)」。収録曲のすべてが「GET WILD」だ。この曲は、原盤が、SONY MUSICとYOSHIMOTO R&C、avexの3社に分かれているが、そのレコードレーベルの枠を超えて、「TM NETWORKが披露したさまざまなバージョンや、さらには幅広いジャンルのアーティストによるカバー、リミックスも集めた30周年盤作品!」としている。
全曲「GET WILD」の記念アルバム発売の情報に、ツイッターなどには、
「1日1GetWildでも1か月じゃ足りないのか!」
「33曲かあ。これは楽しみやなあ」
「え、33曲全部『GET WILD』!? TMの新アルバムがすごすぎてアスファルトタイヤを切りつけたいレベル」
「どうなんだろう過去に1つの曲でのアルバムなんてあったんだろうか。カバーアーティストでのってのはあったかもしれないけど」
「オリジナルアーティスト名義でこんだけバージョン違いあるのゲワイくらいじゃなかろうか。ギネス申請できるんじゃ」
「これは激アツ! ワイルドすぎ 全部はいっとるやんw」
と、ファンのテンションは急上昇しているようす。
発売後30周年という楽曲にもかかわらず、「GET WILD」やTM NETWORKへの、ファンの愛情の深さもうかがえる。
LIVE音源、カバー曲やリミックス曲も収録
収録が予定されているのは、1987年4月8日発売の「元祖」ともいえる「GET WILD」はもちろん、1987年6月や2004年6月、2012年4月の日本武道館LIVEや、東京ドームや横浜アリーナなどのLIVE音源や、「GET WILD '89」「GET WILD(techno overdub mix)」「GET WILD(the beginning of the end ver.)」「GET WILD(QUIT30 HUGE DATA ver.)」「GET WILD(30th FINAL ver.)」など。ほかにも、カバー曲やリミックス曲を収めている。
実は、収録曲のすべてが「GET WILD」のアルバムはすでにある。2004年3月に発売された「TM NETWORK WORLD HERITAGE~DOUBLE DECADE COMPLETE BOX~」というCD‐BOXの「特典」として付いていたもので、アルバム単体としては販売されていなかった。
これは、LIVE音源のほか、小室哲哉さんがつくった「GET WILD」のデモ音源が収録されているという「お宝」もので、人気のCD‐BOXのため、なかなか入手できないといい、今回の新アルバムに対する期待も大きくなっている。