日米首脳会談よりも大きな扱い
また、記事では奇抜なファッションに身を包んだ渡辺さんの「自撮り写真」も掲載している。その写真説明欄には、
「渡辺直美は、痩せた女性が称賛される日本であっても、太った女性がファッションを楽しみ、自分の体を前向きに捉えることの『お手本』になるという使命を果たした」
というワシントン・ポスト記者からの称賛の言葉が綴られていた。
そのほか、記事の中では、渡辺さんが「太った女性が着ることができるお洒落なブランドがなかった」ことを理由にファッションブランドを立ち上げたことも紹介していた。
こうした記事の内容は国内外の読者からも大きな注目を集め、日本のツイッターには、
「なんかこう、海外の異文化フィルター通して読むと渡辺直美がいかに一貫性を持って己を貫いているか、日本に蔓延る既成概念と闘っているかが分かる」
「ワシントン・ポストを読んでたら、いきなり渡辺直美がデカデカと記事になってて驚いた」
といった反応が数多く出ている。
そのほか、2月9日付のワシントン・ポスト紙面では、同日に日米首脳会談のために訪米した安倍晋三首相に関する記述よりも、渡辺さんの特集の方が大きく取り上げられていたとして、
「ワシントン・ポスト、日米首脳会談には目もくれず代わりに渡辺直美を大特集してるとか朝から腹がよじれる」
と驚く読者の書き込みもネット上には見られた。