東京都の小池百合子知事は2017年2月10日の定例会見で、7月の都議選で自らが率いる地域政党「都民ファーストの会」から擁立する候補者数について問われ、「過半数」の支持勢力を確保することが「至上命題」だと述べた。都議会の定数は127で、過半数は64人以上。小池氏は具体的な人数については言及しなかったが、70人程度擁立する可能性もある。
「小池都政を支えていくに必要な多数、過半数を確保する個人、および組織」
小池氏は
「やはり、都政をこれからスピーディーに、かつ質的に高めて安定的に進めていくという意味では、やはり過半数を、いずれの形であれ、確保していくというのは、私にとって至上命題。それも選挙が終わって、バッジをつけたらさようなら、ということでは不安定になるので、その辺も十分見極めをしないといけない。そういったことから、今申し上げられるのは、小池都政を支えていくに必要な多数、過半数を確保する個人、および組織ということになろうかと思う」
と述べた。「過半数」の前提として「いずれの形であれ」とも述べており、都民ファーストの会で単独過半数を目指すかについては明言しなかった。
都民ファーストの会は6日、都議選の第2次公認候補4人を発表。1次公認と合計すると、現時点で8人が公認されている。