市販薬も医療控除の対象となる制度開始
携帯するのを忘れたりなくしたりしがちな「おくすり手帳」だが、2016年4月に診療報酬が改定され、薬局に持参すると医療費が安くなると知っていただろうか。3割負担の患者では、最大で40円安くなる。
16年には、「CARADAお薬手帳」というスマートフォンアプリがリリースされた。対応する薬局では、QRコードを読み取れば自分の処方薬の情報をアプリに入れられる。家族全員分の薬も管理できるのが便利だ。
おくすり手帳として使えるアプリはいくつかあるので、自分に合ったものを使うとよい。
17年1月1日からは、処方薬だけでなく市販薬も医療控除の対象となる「セルフメディケーション税制」がスタートした。
約1600種類の市販薬が対象で、レシートに「★印はセルフメディケーション税制対象商品」「上記はセルフメディケーション税制対象商品です」などと表記される。
ただし、控除を受けるには確定申告で健康診断書などの提出が必要となる。詳しい条件は厚生労働省のサイトで確認を。