運営側「利用規約に反するような使い方はしていない」
実際、番組の放送中からツイッターやネット掲示板には、中高生とみられるユーザーから、
「スクールガーディアンとかマジで怖すぎる」
「怖すぎ... 鍵垢でも監視されてるみたい」
「鍵垢も見られてんの控えめに言って気持ち悪い」
といった悲鳴のような書き込みが殺到。なかには、「人権侵害じゃね?」「勝手に見るとかプライバシーの侵害だろ」と訴える投稿も数多く見られた。
はたして、スクールガーディアンでは本当に「非公開アカウントの投稿」も確認できるのだろうか。サービスを運営するアディッシュの藤澤寿文(としふみ)社長室室長は8日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「鍵付きアカウントを『見ている、見ていない』についても企業秘密として、公表を差し控えさせていただいております。ただ、ツイッター社の利用規約に反するような使い方はしていません」
と説明する。
藤澤氏によれば、そもそもスクールガーディアン側は「生徒のアカウントを個別に把握・管理しているわけではない」という。同サービスでは、ネット上に寄せられた問題のありそうな投稿の文脈を読み解くことで、
「○○高校の生徒による書き込みではないか」
と判断し、学校側に連絡をするプロセスを取っているという。
なお、スクールガーディアンが行うのは投稿の内容を学校側に連絡するまでで、どのような指導を行うかについては「基本的には、教育の専門家である先生方に任せている」(藤澤氏)。チェックする投稿の基準については、
「公序良俗に反するかどうかよりは、生徒がトラブルを抱えていないかという点に主眼を置いています」
と話していた。