岐阜県は2017年2月8日0時付で、県内の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたのに伴い設けていた移動制限を解除した。
感染拡大を防ぐために設置していた消毒ポイントも、同時に閉鎖した。
8万羽以上を殺処分
岐阜県では1月14日、山県市の養鶏場で飼育されていた鶏に高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が確認された。県は「防疫措置」として、この養鶏場を中心とした半径10キロメートル圏内の家きんや卵の圏外への移動を制限するとともに、感染拡大防止のため、移動制限区域内外の10か所に消毒ポイントを設置し、通過する車両の消毒を実施していた。17日には、養鶏場の鶏8万1459羽を殺処分した。
その後、移動制限区域内に新たな感染が確認されなかったため、県は農林水産省との協議の結果、移動制限を解除し、消毒ポイントを閉鎖した。県は「引き続き、県内の養鶏農家の衛生管理を徹底させるとともに、発生防止に努めてまいります」としている。