消費者庁元長官がPCデポ・アドバイザー 「用心棒でも天下りでもない」という弁明

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PCデポ「規制を見逃してもらおうということではない」

   国会で取り上げられたことを受けて、ツイッター上などでは、阿南氏は、現在も消費者庁参与をしており、PCデポ・アドバイザー就任は天下りではないのかといった批判や疑問が出ている。

   この点について、消費者庁の総務課では、J-CASTニュースの取材に対し、次のように言う。

「長官在職中にアドバイザーの約束をしたのなら違反になりますが、非常勤職員は、兼業が認められており、天下りでも違反でもありません。アドバイザーは、外部の有識者による第3者の意見を採り入れ、企業を改善するのが趣旨ですので、『用心棒』というのは言い過ぎだと思います。就任の評価は難しいですが、少なくとも問題があるとは考えていないです」

   従業員と名乗る人物の通報などはどう扱われたかについては、消費者庁の表示対策課では、「個別の案件については、調査しているかいないかも含めてお答えしていません」と取材に話した。ただ、PCデポに対して、これまで措置命令などの行政処分をした事実はないとはしている。

   一方、PCデポを運営するピーシーデポコーポレーションの広報課は、阿南氏のアドバイザー就任について、取材にこう説明する。

「消費者の代表として、月1回の定例会議で企業を改善するためのアドバイスをいただいており、消費者庁からの天下りとは違います。用心棒でもありませんし、規制を見逃してもらおうということではないです」

   消費者庁に通報したという従業員と名乗る人物については、従業員とは確認していないといい、消費者庁から高額な解約料などの件で指導を受けるなどしたことはないとも言っている。

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