月刊「フルーツ」21年目の廃刊 編集長「おしゃれな子いなくなった」

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ファッションで自己主張をしようという意識の低下

   青木さんは原宿の問題として、創刊当時に比べ街を訪れる人は膨大に増えたものの、オシャレとは言えない普通の人であり、エッジの効いたファッションを好む人がそこに埋もれてしまった。街の雰囲気も変わり面白い店も減ってしまった、という。

   オシャレをしなくなったことに関しては、ファッションで自己主張をしようという意識の低下と、そもそもファッションにはカネを使わず服は量産型を志向するようになったこと、アパレル業界のチャレンジ力が弱まったなど、こうした複合的なものが要因ではないか、と話した。

   かつてはDCブランドブームなど日本中の若者がファッションで盛り上がるムーブメントがあったが、日本のファッションはこのまま大人しいままなのかと聞くと、

「日本の若者のファッション能力は優れていますので、何かのきっかけでまた盛り上がる可能性はあります」

と話した。

   青木さんの廃刊の理由に対し、ネット上の掲示板には、

「個性的でかつ斬新でお洒落って子はすくないと感じる。最近は地味目だしみんな同じようなファッションだもの」
「ユニクロ着てる貧乏キッズが増えたって事だろう。オシャレにかける金がねーんだろうな」
「レディーガガ並みに、他人と違う服装をすることを夢見る子達が、いなくなってしまったのは寂しいなぁ・・・」

などといった感想が出ている。

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