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注意が必要「別の筋肉を使い続けることになる」

   一方、この整骨院院長は「背中に物を挟んでいると、それはそれで別の筋肉を使い続けることになり、結局別の部分が痛んできます」として、「個人差はあるかもしれませんが、長時間挟み続けるのは難しいかもしれません」とも指摘する。座り続けても腰が痛まないようにするには、

「同じ姿勢が続かないよう、意識的に色々な筋肉を使うのが大事です。デスクワークの人の場合は立ち上がるのも良いですし、それが難しい映画館や車の中ならば、後ろにのけ反るだけでも楽になります」

と説明した。

   「座っていると腰が痛い」という状態を放置していると、「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」になるおそれがある。コツコツ整骨院(愛知県春日井市)のウェブサイトには「長時間ずーっと座っていると、腰の骨と骨の間にある軟骨(椎間板)が後ろへ飛び出して、椎間板の後ろを通っている神経に触り痛みが出ます」と説明がある。症状としては「腰の骨の上」や「尻の割れ目」「尾てい骨」にも痛みが出る。さらに「尻の奥に鈍い痛みがある」「太ももやふくらはぎがしびれる、または感覚がない」状態だとかなり進行しており、場合によってはある時突然動けなくなる。腰だけでなく尻や足にも痛みが出る点に注意が必要で、こうした症状を感じたら病院にかかるよう勧めている。

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