風邪対策に「亜鉛」試してみた サプリにのど飴、効果のほどは?

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不足しても過剰でも味覚に悪影響の恐れ

   我が家で亜鉛といえば、以前、夫が酷い口内炎を発症したときに飲んでいました。

   また、武田薬品工業の「タケダ健康サイト」を見ると、亜鉛が不足すると味覚障害の原因になります。それを防ぐため亜鉛サプリを摂取する手はありますが、逆にとりすぎて味覚がおかしくなるという副作用も報告されています。私が愛読している米消費者団体の有力月刊誌「Consumer Reports」は、「亜鉛をとるべきではない理由」のひとつに亜鉛の副作用を挙げ、「舌に変な味が残る」と報じています。

   個人的には、風邪のひきはじめの数日であれば、用法を守って亜鉛のサプリを試して問題ないと考えます。「亜鉛&エキナシア入りビタミンCグミ」を買って帰り、次女と私、夫が飲みました。亜鉛入りなので苦味があるのではないか、それを娘がいやがって飲まないのではないかと心配しましたが、味は普通のグミと変わりませんでしたし、娘も食べやすいといっていました。またその後も、味覚がおかしくなったと感じるような問題はありませんでした。

   風邪で学校の行事を休むわけにはいかない長女にも、予防として飲ませました。長女が家族で一人だけ風邪をひかずにすんだのは、このサプリを飲んで早期予防を心がけたからかもしれません。ただ、やはり健康な子どもに過度のサプリを与えるのは抵抗があるので、ひきはじめだけの摂取で十分かなと思っています。


●筆者プロフィル

北雨利香。南カリフォルニア在住。2児の母。40歳をこえた途端に、定期健康診断で毎回のようにひっかかり、医者にサプリを飲むよう指導される。興味のあることは美容、健康、子供の教育、米国プロスポーツ、ハリウッドゴシップ、トランプ大統領の政策。

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