長谷川豊氏「立候補」に注がれる視線 「虚構新聞かと思った」

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   フリーアナウンサーの長谷川豊氏(41)が2017年2月6日に記者会見し、日本維新の会千葉1区の支部長として次期衆院選に出馬することを表明した。

   会見冒頭では「何度お伝えして何度頭を下げても足りることはないと思っているので、お詫びさせていただきたいと思います」として、昨年の人工透析患者をめぐるブログ騒動について謝罪した。

  • 長谷川豊氏(2016年9月24日撮影)
    長谷川豊氏(2016年9月24日撮影)
  • 長谷川豊氏(2016年9月24日撮影)

ブログ「僕の100%の誤りだった」

   長谷川さんは16年9月、現行の健康保険制度を問題視する中で、自身のブログに「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」と題した記事(のちにタイトル変更)を掲載。多くの批判を呼び、レギュラー番組をすべて降板した。

   それから約5か月。千葉県庁で記者会見を開いた長谷川氏は、冒頭でブログ炎上騒動について触れた。冷静になってからブログを読み返したところ、

「本当に自分が書いたのだろうかと疑いたくなるような過激な言葉、あまりにも一方的な文言が並んでいた」

といい、「僕の100%の誤りだった」と謝罪した。

   その後、医療費問題に対する現在の考えについて聞かれると、自動車免許のような減点システムを医療にも取り入れるべきだと提案。「一番大切なのは、病気になる人が減ること」と主張した。

   一方で、個々の病気の原因が「自業自得」かどうかを判断するのは困難だという記者からの指摘に対しては、

「自業自得の線引きをするのが政治です。どっかで人の金を使っている以上は線引きしなきゃだめです!」

ときっぱり反論した。

   会見に同席した馬場伸幸幹事長は「あの発信は言語道断だが、本人の話を聞くと本音はそうではなく、表現が不適切だったという事がよくわかった。人間なので失敗はある。謝罪して反省すれば、再チャレンジの機会は与えられるべきだ」と話した。

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