アニメ「ドラえもん」の声をつとめたことなどで知られる声優・大山のぶ代さん(83)の名前がツイッターのトレンドに突然、急浮上し、ネット上で話題となった。
2017年2月4日13時時点で、1万3000件以上もの関連ツイートが投稿されており、「大山のぶ代?」「大山のぶ代さんがトレンド入ってて何事かと思って調べたら同じ気持ちの人がたくさんいたわ」などといった声が数多く挙がっている。何があったのか。
「大山のぶ代さんに何かあったのかと思ってビックリしたやん」
ことの発端は、「女性自身」(web版)が17年2月4日朝6時に公開した
「大山のぶ代 老老介護の今を夫・砂川啓介語る『先に逝けない』」
という記事だ。
大山さんは09年頃から認知症の症状が出始め、12年秋にアルツハイマー型認知症と診断されている。記事は、夫で俳優の砂川(さがわ)啓介さん(80)のインタビューを掲載しており、大山さんの認知症が進行しつつあるも、
「認知症の新薬ができて記憶を取り戻し、2人で作り上げてきた『心のアルバム』を思い出してくれると信じています」
といった力強いコメントなどが紹介されている。
この記事がヤフーのトップに掲載されたことも相まって、ツイッターなどで一気に拡散。しばらくして、複数の「まとめサイト」がこの記事を紹介したが、その見出しには
「悲報」
「認知症の大山のぶ代さんの現在」
といったセンセーショナルな単語が並んだ。このため、「まさか」と心配する声がツイッターに相次ぎ、それがさらに憶測を拡散することになったとみられる。
最初のうちは、
「ドラえもんと言ったら大山のぶ代さんな世代だけに悲しい」
「大山さんついに・・・」
といった大山さんを心配する声が続々と投稿された。
しかし、その後に事態を飲みこめたユーザーからは、
「大山のぶ代さんに何かあったのかと思ってビックリしたやん」
「大山のぶ代のトレンドはほんと心臓に悪いのでやめて欲しい」
と安堵する声が挙がり、騒ぎは収まりつつある。