かがむ時は「膝を曲げる」ことを意識しよう
こうした危険はどうすれば回避できるのか。抱っこひも安全協議会の会員企業であるベビービョルン(日本法人本社・東京都千代田区)の深井誠・代表取締役は、J-CASTヘルスケアの取材に対し、着脱の動作をする時の注意点をこう話す。
「慣れるまでは、できるだけ低いソファやベッドなど柔らかい場所で乗せ降ろしをするとより安全です。しかしながら、日常生活の中ではどこにでもベッドがあるわけではないため、お子様の突発的な動きに注意することが重要だといえます」
特に「かがんだ時」が要注意だ。落下リスクの高い事例として「かばんを床に置く」「落ちたガーゼを拾う」「靴ひもを直す」などの行為の時、「思わず腰を90度に曲げてしまう」ことがあるそうだ。だからこう語る。
「常に赤ちゃんを抱っこしていることを意識して、膝を曲げてかがむことが大切。そうすれば多くの危険を回避できると思います」