女子アナに就職協定はない 市來玲奈、「内定」報道で浮かんだ暗黙の了解

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「やっぱり何らかのコネがないと難しいのかな」

   就活に詳しい大学ジャーナリストの石渡嶺司氏によると、テレビ局アナの採用試験で大学3年生の時点で「内定」が出ることは珍しくないという。「これまでもありましたし、芸能人だからとか、そういったこともないと思います」と話す。

   「大学3年生になると、アナウンサー志望の学生は各テレビ局が開く『アナウンススクール』や『アナウンサー講座』に参加するようになります。いわば、それが実質的な第1次選考です。アナウンサーは養成に手間も時間もかかりますから、早めに内定を出して、発声練習などの基礎的なことは、日テレに限らず、どのテレビ局も入社前に身につけておいてもらっています」という。

   「もちろん、就職協定を守ることは前提です」としながらも、「(このことで)大学側が目くじらを立てるようには思えません」と、どうやら「暗黙の了解」の可能性があるようだ。

 

   アナウンサー志望の、ある女子学生は「局アナの内定が早いことは聞いています。ただ、それでなくても狭き門であることを思うと、やっぱり何らかのコネがないと難しいのかな、気が引けてしまうな、と感じました」と漏らす。

   一方、J‐CASTニュースは2017年2月3日、取材のため、日本テレビに何度か電話を入れたが、受付が「広報担当者が不在なのか、つながりません」と応答するだけだった。

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