食事、体温計測、入浴で工夫を
スタジオでは、医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が考案した、冷え症4タイプのチェックシートが紹介された。普段の手足の冷えの状態から発汗量、食事量、冷えやすい部分、冷えを感じた時の症状と質問は5つで、それぞれ回答はA~Cのなかから選ぶ。5問を終えてA、B、Cのどの答えが多かったかで、自分がどのタイプが分かるというのだ。
菊川は、Aの答えが最も多かった。普段は手足が冷たく、汗をあまりかかず、冷えやすい部位は手足の先、という内容だ。4タイプのなかで該当したのは「四肢末端型」。思わず「想像どおりでした」と菊川。
コメンテーターの中江有里は、5問中4問でBを選んだ。普段は足だけ冷たく、汗をかくのは上半身、食事量は普通で、冷えやすいのはふくらはぎや足先という。中江の場合は「下半身型」に該当した。
伊藤氏は、四肢末端型は筋肉量が少ないので、筋力トレーニングをするよう勧めた。主な原因に、過度なダイエットがあるという。食事の量を増やすのが、改善への道だ。
下半身型は長時間のデスクワークに人に多く、お尻が硬直して血流が悪くなる。下半身のこりをほぐすところからはじめよう。
最後に伊藤氏が、日常の中でできる改善法を説明した。
食事では、糖質よりもタンパク質を摂取する。自分の体温を知るのも大切だが、ポイントは「実測体温」だ。「これ以上は上がらないところまで測る」体温のことで、昔よく使われた水銀式の体温計を用いて、わきの下で10分かけて測る。実測体温が36.2度以下だと、要注意だ。
そして効果的なのが、入浴。最初の5分は全身浴でしっかり体を温め、次の5分で半身浴をしながら体の筋を伸ばしたり、普段は突っ張りがちな足の指を曲げたりして、血の巡りをよくしよう。
たかが冷えだと甘く見て放置すると、将来の病気につながりかねない。生活習慣を少し変えることで、予防が可能だ。