首都圏Suica利用者に衝撃 JR東海チャージ0円でも改札OK

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鉄道会社ごとにシステム仕様に違い

   「TOICA」のJR東海によると、名古屋鉄道の交通系電子マネー「manaca」も「ゼロ円」チャージで改札に入れるほか、JR東日本の「Suica」でも、JR西日本の「ICOCA」でも、JR東海の管轄エリアの駅では「ゼロ円」チャージで改札に入ることができる。

   JR東海は、「どこのICカードであれ、JR東海エリアであれば、どこの改札も入れます」という。じつは、鉄道会社ごとに「駅改札機などのシステム設計時の仕様に違いがある」ということで、それにより鉄道会社が違ってもエリア内(エリアをまたがっては使えない)であれば、他社のICカードも使えるのだ。

   じつは、「初乗り運賃」で改札に入れるJR東日本の管轄エリアでも、微妙に違いがある。たとえば、東京都区内の初乗り運賃は140円だが、そのエリア以外だと首都圏であっても初乗り運賃が180円や190円(いずれも、切符を購入したときの値段)の駅がある。

   JR東日本によると、こうしたケースでは「駅ごとの初乗り運賃に対応しています」と話し、同じJR東日本の管轄エリアであっても、改札に入れるSuicaの「最低金額」は異なるという。

   つまりJR東日本の場合は、駅改札機が「初乗り運賃」に対応する仕様になっているわけで、「ゼロ円」チャージのJR東海の「TOICA」や「1円以上」で改札内に入れるJR西日本の「ICOCA」などでJR東日本を利用する場合には、「初乗り運賃」分が最低チャージされていないと、駅の改札内には入れないことになる。

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