内田篤人の選手生命脅かしたけが 「膝蓋腱炎」運動する人は誰でもリスク

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「膝のけがは脚全体に関わってきます」

   あすウェルスポーツ鍼灸整骨院のサイトでは、膝蓋腱炎の具体的な症状として以下の4点を挙げている。

(1)膝蓋骨(いわゆる「膝の皿」)上方、膝蓋腱(膝とふくらはぎの骨の間の部分)に沿っての圧痛(押して痛みが出る)
(2)膝を伸ばす動作で膝蓋骨上方、膝蓋腱に沿っての痛み
(3)膝蓋腱を触った時の握雪感(雪を握ったようなギュッギュッという感覚)
(4)運動前は痛いが、運動を開始し、温まってくると痛みが収まる

   それほど珍しい症状ではなく、基本的に治療は可能のようだ。では内田選手の膝蓋腱炎が長期化した原因は何だったのか。J-CASTヘルスケアはサッカージャーナリストで「足指をまげるだけで腰痛は治る!」(ぴあ)などの著書を持つ石井紘人氏に見解を聞いた。石井氏は「膝のけがは脚全体に関わってきます」と指摘した。

「内田選手が最初にけがをしたのは14年2月でしたが、しばらくはブラジルワールドカップをはじめ大事な試合が続いたため、プレーを続けていました。その中で、無意識に膝をかばっていたため、その膝を支える太ももやふくらはぎ、さらに足首や足指にも負担がかかり、膝以外の状態も悪化して、慢性化してしまったのではないかと思います」

   その上で、一般的に、膝をけがした場合「脚全体の動かし方をしっかりと正さないと、膝のけが自体が治ったとしても、別の部位でけがをするリスクが高くなるでしょう。リハビリで徐々に慣らしていくことが大切です」と指摘している。

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