市教委「いじめのひとつとして暴力行為があったとの認識」
横浜市で原発事故から自主避難した小学生がほかの児童に150万円を支払わされていたことについて、教育長がいじめとは言えないと発言したとされて批判が相次いだことから、「どの都道府県の教育委員会もこうなんだとしたら、子供にとっちゃ絶望でしかないな」との声も上がっていた。
沖縄市教委の指導課では、J-CASTニュースの取材に対し、地元紙が説明を誤解して受け取ったとして、「今回は、いじめのひとつとして暴力行為があったとの認識です。いじめと認識して対応することにしています」と答えた。地元紙報道の後から、「いじめじゃないのか」といった意見が市教委に数百件も寄せられ、その都度説明しているという。
市教委では、中学校からは1月26日に暴行の第1報を受けたが、被害者の保護者が当初、警察に被害届を出さないと言っていたと明かした。被害者は手首に軽いケガをしたというが、被害届を出さない理由はよく分からないという。ただ、ネット上で騒ぎとなったことから、保護者が30日になって警察に相談に行ったとしている。被害届を出したかは不明だという。
被害者と加害者側7人は同級生のグループだったようで、加害者が被害者から文句を言われたなどとしてトラブルになったというが、詳細は確認中だとしている。日常的にいじめがあったかも今後確認すると言っている。
なお、動画は7人の仲間内でラインを通じて共有されており、1月23日になってある保護者から中学校に通報が入って発覚した。市教委では、ツイッターに投稿したのは第3者ではないかとみている。