NHKの「朝と夜の顔」だった武田(たけた)真一アナウンサーが、2017年3月末に配置転換されると報じられた。
時折見せるチャーミングな一面から「たけたん」の愛称で親しまれた武田アナ。ネットでは「つらい」「寂しい」と惜しむ声が続出している。
「ニュース7」から「クロ現+」か
武田アナは、08年から9年間にわたり「おはよう日本」「ニュース7」を担当し、現在は夜7時の「ニュース7」に出ている。
武田アナは熊本出身で、16年4月に起こった熊本地震の際、
「避難所にいる皆さん、不安や緊張で疲労やストレスがたまっていると思います。じっと我慢している高齢者の方がいます。声をかけてあげてください。そして、何度も怖い思いをしている小さなお子さんがいます。どうぞ手をにぎってあげてください。抱きしめてあげてください。子供がいることで気を使って避難所の中に入れず、つらい思いをしているお母さんやお父さんもいます」
と懸命に被災者へ呼びかけた。
また、16年の「紅白歌合戦」の総合司会を務め、出演者とユニークなかけ合いを繰り広げた。
そんな武田アナの異動が報じられたのは1月31日。同日付けの産経新聞が、新年度の番組改編に伴い、3月末から報道番組「クローズアップ現代+」(月~木、22時~)を担当するとしている。
原稿読みの安定感と聞き取りやすい声、そして、柔らかい微笑み。「たけたん」の愛称で親しまれた名物アナの異動に、ツイッターでは
「つらいんだけど...」
「明日早いのに眠れない」
「大好きだから寂しい...」
と惜しむ声が相次いでいる。
J-CASTニュースは、異動の事実とその理由について、NHK広報局に取材したが、
「新しいキャスターは2月中に発表します」
との答が返ってきた。