テニスの全豪オープンは2017年1月28日、車いす女子シングルス決勝が行われ、上地結衣選手(21)がオランダのイスケ・グリフィオン選手を破り、初優勝を果たした。
上地選手は14年に全米・全仏でシングルス優勝を果たしており、キャリアを通じての全英(ウインブルドン)を含めた4大大会制覇を指す「生涯グランドスラム」達成まで、残すは全英のみとなった。
最終セットは1-3からの5ゲーム連取
第1セットをタイブレークの末6-7で落とすも、第2セットを6-3で取り、第3セットは1-3から5ゲームを連取して逆転勝利した。
上地選手は「潜在性二分脊椎症」のため足に麻痺があり、11歳から車いすテニスを始めた。16年リオデジャネイロ五輪の女子シングルスでは、銅メダルを獲得していた。